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授賞式でパティ スミスが歌ったA Hard Rain’s A-Gonna Fall

パティ・スミス、ノーベル賞授賞式でのパフォーマンスを振り返る

 

patti smith

 

パティ・スミスが、『New Yorker』誌にエッセイを掲載し、ノーベル賞授賞式でボブ・ディランの曲をパフォーマンス中、口ごもってしまった理由を説明した。

 

 

「前略・・・そのときから、暇さえあれば練習し、全ての節を覚え歌うことができるよう尽力しました。自分も青い目の息子を持ち、喜びと決意を抱きながら、歌詞をオリ ジナルのキーで何度も何度も口ずさんでいました。作られたものそのままに歌おう、そして自分にはできるとだけ考えました。新しいシャツを買い、髪の毛を切 り、準備万端だと思いました」

「ノーベル賞授賞式の朝、不安とともに目が覚めました。土砂降りで、雨は激しく振り続けました。着替える際、自信を持って曲を繰り返し歌っていました。・・・中略・・・コンサート・ホールに着いたころには、雪になっていました。オーケストラとのリハーサルは完璧でした。自分の楽屋にピアノ があり、紅茶と温かいスープが持ち込まれました。みんながパフォーマンスを楽しみにしているのは承知していました。全てが私の前にありました」

  ・・・中略・・・

「そして突然、時間がきたのです。オーケストラは、王、皇族、受賞者たちが座る、ステージを見渡すバルコニーに配置されました。私は指揮者のとなりに着席 しました。式は予定通り進行し、私はヘルマン・ヘッセ、トーマス・マン、アルベール・カミュら過去の受賞者が王のもとへ向かいメダルを受け取るところを想 像していました。そして、ボブ・ディランの文学賞受賞がアナウンスされ、私は心臓が激しく鼓動するのを感じました。彼への感動的なスピーチが読み上げられ た後、自分の名が呼ばれるのが聞こえ、立ち上がりました。まるでおとぎ話のように、私はスウェーデンの王や王女、世界の偉人たちを前に立ったのです。全て の言葉がそれを書いた詩人の経験や立ち直る力をエンコードした曲と共に」

「オープニングのコードが始まり、自分が歌っているのを耳にしました。最初の一節はまずまずで、ちょっと震えていましたが、このさき落ち着くだろうと確信 していました。しかし、その代わりに、私はあまりにも多くの感情に襲われ、そのあまりの激しさに圧倒され、それらをコントロールすることができなくなった のです。目の端からテレビ・カメラの巨大なブーム・スタンドやステージの上の高位な人々を見ることができました。これほど圧倒されるような緊張には慣れて おらず、続けることができませんでした。私は、自分の一部となった歌詞を忘れたわけではありません。ただ単に、それらを口に出すことができなかったので す」

パティは席に戻った際、失敗したと恥ずかしくて仕方なかったと同時に、その部分の歌詞が「I stumbled alongside of twelve misty mountains」に始まり「And I’ll know my song well before I start singing」で終わるところだったのに気づき、「本当にあの歌詞の世界に入り込んだという奇妙な実感を持った」という。

翌朝、朝食でノーベル賞受賞者たちに会ったとき「いいパフォーマンスだった」と言われ、「もっと上手くできたらよかった」と答えると、「いやいや、僕らには、君のパフォーマンスは僕ら自身の葛藤のメタファーに見えた」と優しい言葉をかけられたそうだ。

 

 

A Hard Rain’s A-Gonna Fall    Written by: Bob Dylan

 

Oh, where have you been, my blue-eyed son?
Oh, where have you been, my darling young one?
I’ve stumbled on the side of twelve misty mountains
I’ve walked and I’ve crawled on six crooked highways
I’ve stepped in the middle of seven sad forests
I’ve been out in front of a dozen dead oceans
I’ve been ten thousand miles in the mouth of a graveyard
And it’s a hard, and it’s a hard, it’s a hard, and it’s a hard
And it’s a hard rain’s a-gonna fall

Oh, what did you see, my blue-eyed son?
Oh, what did you see, my darling young one?
I saw a newborn baby with wild wolves all around it
I saw a highway of diamonds with nobody on it
I saw a black branch with blood that kept drippin’
I saw a room full of men with their hammers a-bleedin’
I saw a white ladder all covered with water
I saw ten thousand talkers whose tongues were all broken
I saw guns and sharp swords in the hands of young children
And it’s a hard, and it’s a hard, it’s a hard, it’s a hard
And it’s a hard rain’s a-gonna fall

And what did you hear, my blue-eyed son?
And what did you hear, my darling young one?
I heard the sound of a thunder, it roared out a warnin’
Heard the roar of a wave that could drown the whole world
Heard one hundred drummers whose hands were a-blazin’
Heard ten thousand whisperin’ and nobody listenin’
Heard one person starve, I heard many people laughin’
Heard the song of a poet who died in the gutter
Heard the sound of a clown who cried in the alley
And it’s a hard, and it’s a hard, it’s a hard, it’s a hard
And it’s a hard rain’s a-gonna fall

Oh, who did you meet, my blue-eyed son?
Who did you meet, my darling young one?
I met a young child beside a dead pony
I met a white man who walked a black dog
I met a young woman whose body was burning
I met a young girl, she gave me a rainbow
I met one man who was wounded in love
I met another man who was wounded with hatred
And it’s a hard, it’s a hard, it’s a hard, it’s a hard
It’s a hard rain’s a-gonna fall

Oh, what’ll you do now, my blue-eyed son?
Oh, what’ll you do now, my darling young one?
I’m a-goin’ back out ’fore the rain starts a-fallin’
I’ll walk to the depths of the deepest black forest
Where the people are many and their hands are all empty
Where the pellets of poison are flooding their waters
Where the home in the valley meets the damp dirty prison
Where the executioner’s face is always well hidden
Where hunger is ugly, where souls are forgotten
Where black is the color, where none is the number
And I’ll tell it and think it and speak it and breathe it
And reflect it from the mountain so all souls can see it
Then I’ll stand on the ocean until I start sinkin’
But I’ll know my song well before I start singin’
And it’s a hard, it’s a hard, it’s a hard, it’s a hard
It’s a hard rain’s a-gonna fall

 

 

「雨が激しく」A Hard Rain's A-Gonna Fall(壺齋散人による歌詞の日本語訳)

どこへいってた? 青い目の息子
どこへいってた? かわいい息子よ
躓いてしまったよ かすんだ山すそで
歩きつかれたよ 高速道路を
迷い込んだよ 七つの森に
さまよい出たよ 静かな海辺に
遠くまで歩き続けた 墓場の入り口まで
激しく 激しく 激しく 激しく
雨が激しく降ろうとしていたよ

何を見てた? 青い目の息子
何を見てた? かわいい息子よ
赤ん坊の周りを 狼が囲んでたよ
ハイウェーには 誰もいなかったよ
木の枝には 血が滴ってたよ
部屋の中には 血まみれの男たちがいたよ
しゃべり続ける人々の 舌はみなもつれてたよ
子供たちはみな 刃物を持っていたよ
激しく 激しく 激しく 激しく
雨が激しく降ろうとしてたよ

何を聞いたんだい? 青い目の息子
何を聞いたんだい? かわいい息子よ
雷の音は 脅迫のようだった
波の音は 世界を飲み込みそうだった
太鼓をたたく男たちは 手が燃えていた
無数のささやきを 聞いてるものはいなかった
飢えた男をあざ笑う声が聞こえた
詩人の歌声はドブの中に消えた
道化が道端で叫ぶ声が聞こえた
激しく 激しく 激しく 激しく
雨が激しく降ろうとしてたよ

誰と会ってた? 青い目の息子
誰と会ってた? かわいい息子よ
小さな子供が 死んだ子馬にまたがってたよ
白人が黒い馬にまたがってたよ
若い女の体が燃えてたよ
少女が虹のように輝いてたよ
恋にさいなまれた男がいたよ
憎しみでずたずたになった男がいたよ
激しく 激しく 激しく 激しく
雨が激しく降ろうとしてたよ

何がしたいんだい? 青い目の息子
何がしたいんだい? かわいい息子よ
どこかに身を避けたい 雨が降る前に
森の奥へと身を隠してしまいたい
人は大勢いても みな手ぶらで
毒饅頭が洪水に飲まれながら漂ってて
谷間の底の家が廃墟と化していて
人殺しの顔が不気味にのぞいていて
どうしようもない飢えが心を寒々とさせ
色といえば黒ばかり 数はゼロばかり
言葉には出せず 考えにもまとまらず
見ようとしても 姿がみえない
どうしていいか わからなくなって
歌を歌わないでは いられないような気持ちだ
激しく 激しく 激しく 激しく
雨が激しく降ろうとしてるから
 

 


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posted by Anjali Music | 23:08 | ミュージックライフ | comments(0) | trackbacks(0) |
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